潜入調査!オーストラリア版419詐欺の実態調査ーオーストラリア版未亡人詐欺体験談(「419詐欺事件」や「ナイジェリア詐欺」)体験談

crop cyber spy hacking system while typing on laptop

419詐欺事件とは

419詐欺事件(ナイジェリア刑法419条に抵触する犯罪)は、インターネットや電子メールを利用して被害者を騙し、金銭をだまし取る手法のことです。ナイジェリアで1980年代から発生しており、当初は手紙を利用した詐欺が主流でした。現在はインターネットを利用した詐欺が増えています。

419詐欺は常に進化しているため、現在では、オーストラリアの未亡人、アラブ諸国の未亡人と言う設定に変遷しているように思われます。今回はオーストラリアを舞台にした華麗で壮大な詐欺事件を調査します。

対策としては、むやみに誘いに対して反応・返答しないことが第一です。断りのメールも返信の必要はありません。

 むやみに反応すると、メールアドレスが有効なものである事を相手に伝え、「この様な誘いでも目を通して律儀に反応してくれる詐欺被害者予備軍」と認識され様々な詐欺メールが送られてくるようになります。
万一返答を送ってやり取りを進めてしまっている段階で詐欺であると気付いた場合、その後一切先方へ返信・連絡しないでください。理由をつけて断りを入れると、その理由を除去するため「詐欺ではない」と言葉巧みにアプローチが続きます。しばらく相手にしなければ、「時間の無駄」と相手からのアプローチも無くなります。
 先方から手数料を要求され、どうしても諦めきれない場合は、先方に手数料分報酬を減額してもよいのでこちらからは一切送金は行わないと突っぱねましょう。巨額の報酬の送金を持ちかけている人が、手数料の負担も出来ないと話しているのはおかしな事です。
 先方から送金のために、口座番号とパスワード(暗証番号)等が必要と言われても絶対に教えてはいけません。教えたために自身の口座残高をすべて引き出されてしまったケースもあります。

具体的な手口

海外の政府関係者・軍の高官やその親戚を名乗る人物から、賄賂や資金流用、遺産相続等で得た秘密資金の送金のために貴方の銀行口座を貸してくれれば、資金の一部を謝礼として渡す旨持ちかけられ、手数料等と称して言葉巧みに金品を騙し取ろうとする手口です。

私が初めて遭遇したのは、Yahoo!メールの迷惑メールに届いていたアラブの富豪の未亡人(もうじき手術して死ぬ想定)の方からのお手紙だったので、かれこれ20年以上のお付き合いがあります。

海外の見知らぬ人物から、死亡した親族や知人、顧客が残した多額の遺産の相続や寄付、投資を持ちかけられ、その送金にかかる各種手数料や工作資金、税金の納付といった様々な名目で前渡金を詐取される「遺産相続型」。死亡者については実在の人物を騙り、亡くなった事故や事件、紛争のニュース記事を引用して信用させるなど巧妙な手口を取る。時には新聞やWebニュース等に掲載された死亡広告の引用や偽造も見られる。

と巧妙化してきているのも事実です

ナイジェリア詐欺の歴史

ナイジェリア詐欺の歴史は1980年代から続いています。1980年代の発生当初、アフリカ西部のナイジェリアを舞台に世界的に広がりました。当初は手紙を利用した詐欺が主流でしたが、現在はインターネットを利用した詐欺が増えています。インターネットや電子メールを利用して被害者を騙し、金銭をだまし取る手法です。

 419詐欺事件は常に進化しており、新たな手口が出現しています。最近では人間の声を録音し、電話で詐欺を行うという手法が見られます。被害者の中には高齢者や経済的に困難な状況にある人々が多く含まれています。

詐欺に巻き込まれないようにするために

419詐欺に巻き込まれないためには、常に警戒心を持つことが重要です。不審な連絡や申し出があった場合は警察に報告することが大切です。

と言うのが一般的な注意喚起ですが、正直、人間の善意に付けこむタイプの詐欺になりますので、一番良い対策は

SNSでは『見知らぬ人とはつながらない、メッセージをプライベートでやり取りしない』事を徹底いただく事が最善です。

具体的な体験談

インターネット老人会に所属するレベルで昔からインターネットの世界にいる筆者の経験上、この手の『怪しい』連絡は全て拒絶していたため、具体的にどんな会話になるのか、どこで課金ポイントが発生するのかがいまいち具体的に把握できていませんでした。

そこで、今回は、ナイジェリア詐欺のメッカになりつつあるfacebookさんの迷惑コンタクトの力を借りて、具体的に騙されてみると言うチャレンジをしてみる事にしました。

出会い方

まず、Facebookで友達申請が届きます。今回は『高橋よしこ』さんと言うお方

日本語が少し怪しいので、またこのケースですね。となります。

注意書き:

今回は、明確に詐欺師さんからのコンタクトであることを前提に許諾しています。

きちんと自己紹介もしてくれます。

いきなり重病である宣言が来ます!(ここまでは推測通り)

人の善意に付けこんだお話が開始されます。(これも想定通りですね)

テンプレート通りに、ユニセフに募金すると良いですよ!とお勧めしていますが、いきなり、私の善意を達成するためにお金を個人で受け取って活用して欲しい!と言い出します

孤児院の連絡先をお伝えしたら、要件は達成できるはずなので、日本の孤児院をお伝えしようかと思いましたが、どうやらそれでは要件は満たされない様子です。

大胆にご自身の個人情報を送ってきます。(一応詐欺師の方の個人情報とは言え、個人情報は大事に扱わないといけないため、今回は非開示とさせていただいております。)

困った事に、今回のこの方のメールアドレス、住所と言われている情報では、詐欺情報の登録が検索結果に引っかかってきません。

日本でよくある、詐欺電話、詐欺SMSでは、電話番号検索をかけると大体がリスト化されていて、見つけられるのですが、gmailのアドレスだとすぐに変更をかけられるのと、一応公開は個人情報として非開示にしないといけないため、INDEX化できないと言う双方の弱点が悪用されている気もします。

さて、ここで、先方の個人情報を開示した事で、当方の個人情報も抜きにかかります

そろそろ飽きてきて、この詐欺1本でいくらアルバイト代がもらえるのかを質問しちゃったのですが、華麗にスルーされました。お友達になれるかなとも思ったのですが(思ってない)、彼?彼女は私が騙され続けている事を信じているようですね。

クロージングに向けて頑張り始める

詐欺の課金ポイントを把握するために軽めに質問をしました

詐欺の基本は、見せ金をちらつかせ(今回は5億円)、こちら側からその1~2%のお金を数回先に振り込ませると言う構造があるので、どうやっているのかを確認します。

善意の第三者もしくは、今回のお金をとんずらする第3者が登場します。郵送事故やオペレーション事故を装えば2~3回は同じように騙せますからね。

ここまでの対応をしたら、こちら側が、足をつかもうとしている事は理解すると思うのですが、熱心なプロセスが続きます。

つまり、今回での詐欺の上代は50万円でした。にしても、510,656円というのは、どこの為替レートでいくら抜きに来てるのかが謎ですね。

いい加減に飽きてきて、素直な質問をしてみましたが、結構対応には慣れている様子でした。

芋づる式で、詐欺に関与している運送業者なる業者も潰そうかと思い、運送業者の連絡先を取得してみます

運送会社の情報も取得

一応、詐欺で利用される物流会社のメールアドレスと、HPが分かりましたので、こちらは個人情報外として公開しておきます。

GoogleさんにINDEXされて、詐欺被害に合われる方が少しでも減ってくれる事を目的としています。

正式名: オーストラリア配達

メールアドレス:info@at-delivery.com

ウェブサイト:https://at-delivery.com

やっかいな事に、きちんとしたHP状態になっていて、このHPから詐欺っぽさを把握する事は出来ませんでした。オーストラリアの知人に実在する会社かどうかを確認してもらう事だけ別途やっておきます。

必要情報の取得は全て終わりましたが、そのあとのクロージングをどうしてくるのかを観察しています。

音声通話もしようとしてきますが、これは操作ミスだったみたいですね。

Facebookさんの詐欺対策が反応

AIが詐欺師との会話である事を察知して、教えてくれていますが、この段階では騙され終わっているので、(1円も振り込んでいませんよ)手遅れ感は否めません。もう少しAIの精度と速度を速めて欲しいですね。

最終手段の善意のお返し

手術がうまく行ったらお金も必要でしょうし、まずは手術の成功をお祈りしておきます!

が、何故か手術はお金を私に渡さないと開始できないそうで、毎日メッセージを送ってきます。

にしても、facebookさんがアカウントを放置しておいている期間が1カ月以上ある事にも違和感を憶えますね。

と言う事で必要な調査が終わったので、Facebookさんに詐欺で申請を行います。

申請結果が出ましたら再度情報をUPDATEします

一般論

419詐欺事件は常に進化しており、新たな手口が出現しています。最近では人間の声を録音し、電話で詐欺を行うという手法が見られます。これにより、詐欺師は被害者に自分が信用できる正体を装い、より巧妙な手口で金銭をだまし取ることができるのです。被害者は電話の向こう側の声に騙され、自分の情報やお金を提供してしまうことがあります。このような新たな手口により、詐欺事件はますます厄介になっていると言えます。したがって、電話での情報提供や取引には十分に注意し、相手の正体を確認することが重要です。警察への報告も迅速に行うことで、被害を未然に防ぐことができます。

相手の正体も確認しようがありませんので、やはり、コミュニケーションを取らない事が最善です。

被害者のケース

ナイジェリア詐欺には様々な被害者が存在します。特に高齢者や経済的に困難な状況にある人々が狙われることが多いようです。彼らは詐欺師たちによって巧妙にだまされ、多額のお金を失います。高齢者は一般的に情報の取得能力が低下しているため、詐欺の手口に引っかかりやすいです。また、経済的に困難な状況にある人々は、金銭的な支援やビジネスチャンスについての誘惑に弱いです。詐欺師たちはこれらの弱点をついて、被害者を騙し取っています。したがって、特に高齢者や経済的に困難な状況にある人々は警戒が必要です。

ビジネスや個人情報に関する連絡や申し出には注意し、不審な点があった場合は速やかに警察に報告することが大切です。自分自身や大切な人の財産を守るために、419詐欺に巻き込まれないようにしましょう。

419詐欺事件への対策と注意点

419詐欺事件は常に進化しており、新たな手口が出現しています。例えば、人間の声を録音し、電話で詐欺を行うという手法が見られます。このような詐欺に巻き込まれないためには、常に警戒心を持つことが重要です。特に高齢者や経済的に困難な状況にある人々が狙われることが多いため、不審な連絡や申し出があった場合は警察に報告することが大切です。419詐欺事件への正しい対応と注意点を心掛けることで、自身の財産やプライバシーを守ることができます。

まとめ

オーストラリア未亡人詐欺

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